カランメソッドで英語脳を作ろうと奮闘している友人にその効果を聞いてみた
現在、私は週2~3回程の頻度でカランメソッドのレッスンを受講していますが(多い日は4回以上)、カランメソッドはレッスンが進みステージが上がってくると、センテンス(文章)も長くなりますので、徐々にレッスンの難易度も高くなっていきます。
こういったパターントレーニングの練習を繰り返して行く事によって、所謂「英語脳」が徐々に作られていくようですが、最近はそういった英語感触が少しづつ上がったきたように感じています。
そして、カランメソッドのレッスンを受講する前には「前回のレッスン内容を復習しておく」という必要があります。レッスンを行う前にある程度、前回の内容が身についていないと本当についていけなくなってしまいます。
ですから、しつこいですが「カランメソッドのレッスンに復習は必須」となります。これはカランメソッドに限った事ではありませんが、英会話スクールでレッスンを受けても復習や自習をしないと一向に英語力は上達しません。
前回の復習と言ってもそんなに時間をかけて一からやる必要はありませんが、前回使ったフレーズを口に出して繰り返してみたり、レッスン開始前に、一人でフレーズの練習をする時間は必要だと思います。
例えるなら、スポーツをやる前、運動前のウォームアップみたいな感じの作業ですね^^
とにかくカランメソッドはフリートークのレッスンよりも集中力を要します。そんな事もあり、効果を感じると同時に短時間のレッスンでもどっと疲れを感じる事も確かです^^;
私の体感的には、1レッスン(25~30分)受講するだけで通常のフリートークのレッスンよりも数倍疲れますね。
特にカランメソッドは英語のアウトプット力を高める為のレッスンなので、会話におけるレスポンスのスピードがとても大切です。
ですから、レッスンは常に気を張っていますので、講師の会話内容に常に集中する必要があるので、生徒側も高い集中力を要します。
以上の事もあり、カランのレッスンを受けた生徒の中には、「講師がまくしたてるように質問攻めしてくる!」、「レッスンのスピードが速すぎる!」等と言われる事もあるようです。
そんな事もあり「カランメソッドはスパルタ的なレッスンだ!」なんていう人もいるようです。確かに私もレッスンを初めて受講した時には正直面食らった部分はあります。
しかし、そのスピード感に慣れてくるとある程度、自然に英語が口から出てくるようになります。例えると「英語のキャッチボール」をやっているようなものです^^
そのくらいの勢いで「英語を強制的にアウトプットする」というレッスンを受け続けていくからこそ、カランメソッドの学習効果は高いのだと私は思っています。
最低でも二ヶ月以上レッスンを受け続けていく事によって、最終的にはカランメソッドのレッスンで繰り返し練習した文法パターン(フレーズ)がフリートークで使えるようになってくると思いますので、その段階までくれば練習したフレーズが”自分の言葉”として自然に使えるようになってくると思います。←この感覚は非常に大切だと思います。
そこまでのレベルに到達するには、やっぱり一にも二にも毎日の繰り返しの練習あるのみです。英語の諺で言うところの「no pain no gain(苦労なくして、得られるものはない)」という事でしょうか^^
カランメソッドは元々どういった人向に作られた英語学習法?
カランメソッドのついてご存知ない方はカランメソッドのルーツについてご存知ない方も多いと思います。
実はこのカランメソッドという英語学習法は元々「ヨーロッパの英語学習者向けに作られた英語メソッド」なんですね。
そのためか、一部の日本人英語学習者達からは「日本人にはカランメソッドは向いていないのでは!?」という意見を時々耳にする事があります。
確かに非英語圏の国であるヨーロッパ諸国の人達の言語はルーツ的に英語に近い言語なので、彼らがカランメソッドのレッスンを受講した場合、我々日本人よりも英語の上達が早いのも仕方ありません。
これはある意味正しい見解だと思います。しかし、これは”カランメソッドの効果を問う”というよりは「学習者の母国語がカランメソッドのレッスン効果に大きく影響を与えている」という見方の方が正しいと思います。
つまり、日本人よりもヨーロッパ人の方がレッスンの効果が高いという話です。しかし、だからと言って「日本人にはカランメソッドを使った学習法が向いていない」という訳ではないと思います。
そして、カランメソッドで最も大切な部分は「英語の文法をパターンでインプット・アウトプットしていく」という部分です。
暗記で学習した文法の知識は会話では、とっさに使う事が出来ません。ここに日本人英語学習者の弱点があります。それを克服する上でも、カランメソッドは有効なんです。
これについては、誰もが認めざるを得ない事実だと思います。日本人英語学習者には圧倒的に英語のアウトプットが足りてません。
そういった部分をカランメソッドで補っていけるのも、カランのレッスンの強みです。そしてそういった英語のアウトプットを、自然と考えずに口から出せるようになる点もカランメソッドの優れた点です。
カランメソッドは英語脳を作る以外にもこんな学習効果もあり!
私の周りにも”社会人になってから”本格的に英会話を勉強しはじめた人が多いのですが、彼等多くは”会社からの要望”で泣く泣く英語を勉強しているといった人が多いのです。
彼等の多くは「ビジネス英語・英会話」や「TOEIC(トーイック)」対策として英語を勉強している人が多いです。
そして自ら進んで英語を勉強しているのではなく、どうしても「やらされている感」が強く学習者なので、スコア自体は上がっても実用的な英語を話せる人は殆どいないと思います。
英語の必要に迫られて勉強している人達ではないので、英語力の上達は微々たるものだと思います。
基本的に日本のビジネスパーソンや学生は、「会社に評価される為の英語力」=「TOEICのスコアアップ」を中心に英語学習の重点を置いている方が多いでしょう。
ですから、よくある「試験の攻略方法、テスト対策専門教材など」を使ってやり込んでいる人が多いです。その為に英語の知識は多いんです。
スコアアップ自体は、対策問題や教材が数多く出題されているので、短期間で成果を出せる人も多いと聞きます。
しかし、結局は「本当の英語力」=「実用的な使える英語」の習得には程遠い作業をしています。こういった人達に「実際に英語を話せるか?使えるか?」と聞いてみると。スピーキング力やリスニング力に関しては全く駄目なんて人も多いんです。
そんな中、私の友人にただ一人地道にカランメソッドのレッスンだけを受け続けて結果を出している人もいます。彼は仕事上で英語が必要な人ではないのですが、元々英語、特に英語圏の音楽に興味がある方です。
彼は英語学習を始めようと思った際に、「自分は実際に使える英語力をつけたい!」と思い、その為にはどのようにやっていけばいいのか悩んだ結果。
とりあえず・・「カランメソッドというレッスンがいいらしい」という情報を得て、すぐにカランメソッドのレッスンをはじめたようです。私からみると彼は結構幸せなタイプだと思います。私の場合はカランメソッドという学習法知るまでに結構な時間を要しましたから。
彼はカランメソッドのレッスンを受講して大体、3ヶ月くらい経過しています。カランメソッドのレッスン頻度は週に3回~4回受けているようです。
彼は元々コツコツやるタイプの人なので、わりと簡単に英語学習が習慣化しやすいタイプの人です。そして、英語圏のカルチャーにも興味があるので、何かと英語でネット情報を調べているタイプの人なので、英語環境を作る上ではバッチリです^^
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そして、先日彼と話した際に聞いたのですが、今は徐々にですが、頭で考えている事や、自分で思った事を自然と英語で言えるようになってきているそうです。つまり、「英語表現を頭で日本語に変換せずそのまま英語で考える」という行為が出来るようになっているようです。
これは「英語脳」を作る為の下地が出来ている証拠ですね。こういった事もわりとスムーズに行えるようになっているという話でした。
また、彼は復習にも力を入れているようで、前回のレッスンで質問されてすぐに答える事が出来なかった箇所は徹底して練習して、次のレッスンまでに完璧に言えるようにするという努力はしているみたいです。
これを聞いた時に、私は即座に「彼の英語力は相当伸びている」と感じました。実際に彼が英語で話している場面は2回程しかみた事がありませんが、今回の彼の行っているレッスン風景を見させてもらった感じだと、彼の会話のレスポンスは圧倒的に早くなってきています。
そしてカランメソッドは、相手の会話を聞いてから、即座に回答するという訓練なので、レッスンの中で自然とリスニング力も向上していきます。
カランメソッドの良い点である「英語を英語のまま考える」という行為も自然と行う訓練にもなるので、これは英語脳を作る上でとても効果的なトレーニングなると思います。
まず日本語で考える時間がありませんからねカランメソッドには^^ そうやって厳しいスピード感のあるトレーニングを継続していく事によって、自然と意識せず英語脳は作られていくんだと思います。
カランメソッドを受講した際の体験談: