カランメソッドを1年間受講して感じた学習効果と感想をまとめてみた
今回は「カランメソッドの効果」について個人的な体験談と分析を書いてみたいと思います。私は、過去にトータル1年間以上カランメソッドのレッスンを受講してきました。
レッスンを受け続けて行くうちに「自然と英語が口から出るようになる」という噂のカランメソッドですが、実際のカランメソッドの効果については、レッスンを受ける姿勢や個人の学習の仕方によって感じ方が違うのではないかと思っています。
というもの、カランメソッドは数週間や一ヶ月くらい受講しただけでは中々効果が出にくいと思っています。そもそも、現段階で英語が全く話せないという人が、一ヶ月弱レッスンを受けただけでは、英語は話せるようになりません。
これは紛れもない事実です。英語を本格的に勉強した事がない方は、英語って結構簡単に話せるようになるんでしょ？と思っていたり、英会話スクールにある程度通えば英語なんて話せるようになるはず！
これ以外にもよく聞くのが「海外に住んでいれば自然と英語が出来るようになるのは当たり前だよ！」と思い込んでいる人は未だに多いです。
このサイトでも口が酸っぱくなる程、繰り返して話していますが、本気で英語を習得しようと思ったら、ある程度の期間、「英語学習に時間を投資する」という覚悟が必要です。逆に言ってしまえば、時間さえ掛ければ、ある程度の英語力はつきますし、英語も話せるようになると思います。
そして、多くの日本人の英語学習者が英語を話せずに挫折するのか、この問題を解決していない事が最大の原因だと思っています。
スピーキング力は定期的に継続してきた人だけが上達していく事実
特に英語学習の中でも、”スピーキングは訓練”と言った方が正しいと思います。英語をアウトプットする能力である、「スピーキング」や「ライティング」はスポーツやダンス、楽器を演奏するスキルと同様に繰り返し、やればやっただけ上手になります。
つまりある程度、それが出来るようになるまでに時間を要します。こういったマインドセットも持ってカランメソッドのレッスンに取り組んでいる方は、レッスンの効果を実感出来ている人も多いようです。
実は以前にもこのサイトでも取り上げた事があるのですが、私の親しい友人の中に2人程、オンライン英会話スクールを利用して「カランメソッドのレッスンを受講している人がいますが、やはり三ヶ月以上定期的にレッスンを受講している人は明らかにスピーキングが上手になっていると思います。
特に英会話中に、自分の言いたい事が口から出ずに「口ごもってしまう」という問題も解決されてきたようです。
元々はヨーロッパの英語学習者向に作られたメソッドですが、やり方さえ間違えなければ、ある程度の期間で私達日本人の英語学習にも十分効果があると思っています。
カランメソッドの効果を実感するにはある程度自分でも自習する必要がある
カランメソッドの効果については、実際にレッスンを受講された方が色々なサイトやブログで紹介しています。しかし・・・正直どの方もそんなに長い期間カランを受講していないのでは！？と思ってしまうような内容が多いです。
英会話を勉強している人の中には、カランメソッドに限らず”英会話スクールに通っているのに中々学習効果が現れない”という方がかなり多いです。そういった方には基本的に”ある特徴”があります。
そういった多くの方は、英語学習を”英会話スクールのレッスンだけ”に頼っている為に自分だけで英語を勉強する時間を設けていない方が多いです。
ですから、レッスンで培った知識や英語のリズム、英語の感覚（カランメソッドでは日本語を考える余裕がない為に英語を英語のまま解釈して答えていく為）を次のレッスンまでの忘れてしまうんですよね。
これでは、せっかく慣れて覚えた「英語の感覚」をキープする事は難しくなりますので、非常にもったいない事なんです。
また、カランメソッドの最大の特徴である「パターンで英語を使えるようになる」、「文章で英語が言える癖がつく」、「英語のリズム」、「英語を英語のまま扱う感覚」等がレッスンを定期的に受講して復習しないと衰えてしまうんですよね。
お勧め記事：「カランメソッドの復習方法：カランメソッドの効果を最大限に加速させる復習方法」
レッスンを毎日のように受講出来る方であればまだしも、週に2回とか3回では初めのうちは中々身につきません。
レッスンを受け始めの最初の一ヶ月は大変だと思いますが、出来るだけ毎日受講した方がいいと思います。特に現段階でスピーキングが全く駄目な人程、こういった取り組み方をした方がいいと思います。
カランメソッドを使った学習の進め方とマインドセット
カランメソッドを毎日、もしくは定期的に続けていくには根気のいる事です。特に最初のうちはレッスンのスピード感についていけずに辛く感じる時期もあると思います、しかし、次第に段々とカランのレッスンを楽しめる余裕も出てくると思います。また、レッスン時間は25分程度で十分だと思います。
これ以上の時間（例えば45分とか）、レッスンを一度にやってしまうと集中力が途切れますし、何よりもカランメソッドのレッスンは休む暇なく講師とレスポンスよく会話していくので、とにかく神経を使います。
こういったやり取りの限界が25分くらいなんでしょう。ですから、多くの英会話スクールでは、カランメソッドのレッスンは大抵25分で設定されている事が一般的です。
スピーキングのレッスンはレッスン時間を長く受講したからといって、内容が濃い物になるとは限りません。大切なのは、「時間よりも質」だと思います。
レッスン中に自分が「どれだけ英語をアウトプット出来たのか？」、「積極的に自分から会話をしていく事が出来たのか？」、「相手の話している内容を理解して、それに対してしっかりと受け答え出来ているのか？」など。
こういった事がどれだけレッスン中に実行する事が出来たのか？という事が重要になってきます。もっと簡単に言うと「レッスンで”どれだけ英語を使ったのか？”」という事が非常に大切です。
以上を考えるとカランのレッスンでは、自発的に英語を口から出すように促されるので、レッスン中は常に英語のアウトプットを求められます。結果として、やればやっただけ、次第に英語を口から出す事に慣れ、徐々にスピーキングのスキルも向上していくと思います。
とにかく、カランメソッドのレッスンのキーポイントは「受講期間と繰り返しの練習」になります。ある程度の期間取り組んで、それらのレッスンで学んだパターンを実際の英会話で組み立てて使ってみましょう。
特に今まで単語をつなげて何となく英話を使っていたような人には、カランメソッドのレッスンはとても効果的なものになるでしょう。
何故なら講師からの質問に、文章（フルセンテンス）で答える必要があるカランのレッスンは英会話学習者のスピーキングスキルを自然と上げる効果は間違いなくあると思います。
カランメソッドを体験した際の感想：
