ネイティブとの会話から学ぶ自然な英語表現とそれらを生かした勉強方法
日本の英語教育の中では、ネイティブが使うような自然な英語表現や、ちょっとくだけたような表現、イディオムやスラング等。実際の英会話で必要な自然な英語を学ぶ事が難しいです。
一般的に日本人が義務教育の中で学ぶ英語表現は、実際の会話ではちょっと堅い表現が多いようです(ネイティブ曰く)
勿論、文法自体は正しいので、そのままでも意味自体は通じるようですが、中にはネイティブが決して使わないような表現なんかもあるみたいですよ。ですから、英会話の中で使うとちょっと違和感があるようです。
私も本格的に英会話を勉強するようになってからこのような”英語のニュアンス”について気がつくようになりましたが、実際に「コミュニケーションの手段」として英語を使うようにならなければ、こういったネイティブの英語のニュアンスに気がつく事もなかったように思います。
こういったネイティブの英語表現って、特に英語圏の映画やドラマを見ていると度々耳にする事が多いと思います。時々、その意味と字幕が全く違った意味に翻訳されている場合もあるようですからね。
プロの翻訳家であっても、こういったニュアンスについては誤解している事も多いようですよ。私の妻もハリウッド英語の日本語字幕を観ていると「この字幕は全く違うニュアンスで翻訳しているね」なんていう事をよく言っています。そのくらいニュアンスについては解釈が難しいんでしょうね。
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ネイティブ向けのメディア(映画やドラマ、ウェブサイト)から生の英語表現の吸収する勉強法
では、どうやって日本で出版されている英語教材や学校の教科書では出てこないような英語表現・フレーズを自然に吸収する方法・勉強方法があるのでしょうか?
それには、多くの英語学習者が言っているように積極的に「ネイティブ向けのメディア(映画やドラマ、ウェブサイト)」に触れる事が大切だと思っています。
具体的には、ハリウッド映画を中心に自分が習得したい英語圏の国の映画やドラマを観る事です。小説や新聞でもいいと思いますが、どんなメディアを使った場合でもテーマ選びは最重要項目です。
最もお勧めなテーマとしては「恋愛をテーマにした映画やコメディー映画」等が内容や使われている英語レベルとしても最適だと思います。
こういった映画は日常生活に近いテーマなので、特に難しい表現は出てきませんので、英語で観た場合でも内容的に難しい表現が出てこないので初心者であっても繰り返し観ていけば理解しやすいです。
とくにドラマの場合は、実生活をテーマにストーリーが展開していきますので、日常生活でネイティブが使っている生の英語表現が満載です。会話で直ぐにでも使えるような表現が多いです。
こういった映画やドラマは、一度「日本語字幕付き」で観た後に再度「英語字幕のみ」で観ると良い練習になると思います。一度日本語で観ているので意味とストーリーは理解出来ているはずです。
こういったネイティブの英語感覚を理解する為には映画やドラマが一番のようです。私の妻からもよく言われますが、ドラマや映画はネイティブの言語を学ぶ最高の教材のようです。
下手な英語教材よりも、ずっと為になる勉強方法のようですね。確かに私の周りで英語が上手な人は必ずと言っていい程、英語学習法の中に「ハリウッド映画を英語字幕で観る」という勉強法を実践している人が多いです。
それ以外の学習法としては、とにかくネイティブと”自然な”会話する事が大切だと言っていました。その真意としては「英会話スクールという限られた設定の中の空間」ではない”リアルな会話”という意味なんだと思います。
勿論、英会話スクールのレッスンの中での会話が悪いといっているわけではなく、フリートークの場合でも、「よりリアルなシチュエーションに近い会話」をする事が大切になってくるという意味です。
特に「先生と生徒」という関係ではない「より自然でフランクな会話内容」で話すという事が大切なんでしょう。そして先生と生徒のような関係で会話してしまうと多くの英語学習者は受身になってしまいます。こうなってしまうと、会話もつまらないものになってしまいますね。
実は先日、私の妻とその友人と一緒にご飯を食べるという事で都内某所のレストランに出かけてきました。その妻の友人は日本に住んでいるアメリカ人で、現在、日本に滞在して1年半が経とうとしている方です。
そんな事もあって彼は日本語が理解出来、ある程度は話せます。おそらく彼の日本語のレベルは私の英語よりも上手なレベルかもしれません(笑)。
ネイティブが使う英語表現の例
そんな彼との会話は「日本語と英語のミックス」で話をする事が多いんですが、その時に彼との会話である為になる事を学んだので紹介しておきたいと思います。
実は日本語と英語のギャップというテーマや和製英語という話しをしていた際に「work」という単語の話になりました。
実はこの「work」という単語には三つの意味があります。私も忘れない為にメモとして書いておきますね^^
まずは「work」には皆さんもご存知のように「働く」という意味があります。その他に「効く」や「動いている」という意味でも使るようです。
例えば例文で実際の使い方を紹介すると・・
- This medicine is working. (この薬は効いている)
- My computer is working. (私のパソコンは動いています)
などの使い方があるようです。やはり、ネイティブと英語の話をしていると、こういった言語の事について学ぶ事は非常に多いです。少し会話するだけでもかなり色々なフレーズを耳にしますね。
英会話スクールじゃないんで、話している最中に急に会話をストップして「それは何て意味?」と質問する事はさすがに難しいですが・・・(笑)
妻の友達なので少しくらい質問しても全く失礼にならないので、彼と英語でコミュニケーションする機会はとても貴重な時間です^^
またこの方のように、少し日本語が出来る方ネイティブとのコミュニケーションは非常にリラックスして会話が出来ますね。
逆に英語しか話せないネイティブの方(あたり前なんですが^^)とコミュニケーションする場合には、ちょっとだけ身構える自分がいます^^
特にしばらくブランクがありネイティブとの英語のコミュニケーションをしていないと、余計その傾向が強くなります。言いたい表現が中々出てこない時のもどかしさは、オンライン英会話レッスンを受けているせいもあって、比較的少なくなりましたが、まだ完璧に無くなったとはいいがたいです。
昔は私も何が何でも難しい表現を使って、自分の言いたい事を表現していましたが、最近は妻の言うように「簡単な表現を使って」自分の話したい内容を伝える訓練をしているので、出来るだけ簡素な表現で意見を言うように心掛けています。
また、文脈を多く使い会話することをフリートークのレッスンなどで心掛けている事もあり、スピーキングスキルも段々磨かれてきているような感覚があります。特にスクール以外のシーンで英会話をしてみるとその効果に気がつく事が多いです。
今回の記事をまとめると、生の英語表現の吸収する為の勉強法としては、「英語圏の映画やドラマを英語字幕で観る」、「ネイティブ向けのメディアに触れる」、「英会話スクール以外にもネイティブと会話する機会を作る」以上の事が大切になってくると思います。