カランメソッドの効果的な復習方法を5つのステップ毎に紹介していきます!
今回の記事では、オンライン英会話で「カランメソッド」のレッスンを受けている人、または受けようと考えている人に最も効果的なカランメソッドの復習方法を紹介したいと思います。
カランメソッドの学習効果はレッスン内容を復習をする事によって、さらに加速していきます。私の経験からも言える事ですが、カランメソッドは適切な学習法と復習をバランスよく行う事によって、スピーキング力やリスニング力は確実にレベルアップしていきます^^
以前の記事でも少しだけ説明しましたが、カランメソッド(英語:Callan Method)は、イギリス人のPeter Callanという人物によって発明された英語学習メソッドです。
彼のメソッドは、言語学の用語では「ダイレクトメソッド」(又はナチュラルメソッド)という種類の学習メソッドの一つです。「ダイレクトメソッド」とはスピーキングと発音をメインにする教え方です。
学習者の母国語を使わずに多くの例文を通して実際によく使われるフレーズ、ボキャブラリー、文法パターンを教えるメソッドです。ダイレクトメソッドは世界中の語学学校で使われている効果的な学習方法です。
オンライン英会話のレッスンでカランメソッドを行うメリットとしては、沢山ありますが、私が考える最も大きなメリットの一つとして、レッスンを受ける際に「準備が必要なく、宿題もない!」という点です。
この点については、以前の記事でも紹介しましたが、やはり忙しいビジネスパーソンの場合は自分でレッスン内容を決めたり、宿題をする時間もあまりないと思います。
基本的には空いた時間を有効活用してレッスンをこなし、スピーキング力やリスニング力をアップさせたいと思っている人が多いと思います。
しかし、多くの学習者は「準備をしなくていい」と言われても、英会話レッスン以外にも自分でレッスン内容を復習したり、スピーキングの練習をしたいと思っている人も多いはずです。
確かに私の経験からも言える事ですが、レッスン内容を改めて復習することによって、次回のレッスンにも活きてきますし、確実にカランメソッドの学習効果は出始めてきます。
そこで、今回の記事では「カランメソッドの最も効果的な復習方法」を紹介してみたいと思います。それでは、具体的にカランメソッドの効果をレベルアップする為の5つのステップを紹介していきます。
カランメソッドのレッスン用テキストを手に入れる
オンライン英会話のレッスンにあまり慣れていない方が、いきなり準備をせずにカランメソッドのレッスンを受けるという事は、おそらく少し不安があるのではないかと思います。
カランメソッドのレッスンはとてもスピードを求められるレッスンです。そんなレッスンを受ける前にお勧めする事が「カランメソッドのレッスンで使用するテキストを先に入手して軽い予習をする」という事です。
カランメソッドには12段階の「ステージ」があります。ステージ1は完全な初心者向けのステージで、ステージ12は上級レベルの英語が入っています。それぞれのステージで1冊のテキストを使います。
カランメソッドのオンラインレッスンを考えている人は、とにかくステージ1のテキストを手に入れた方が良いと思います。
そうすれば、レッスンを受ける前に内容を少しだけ練習する事が出来ます。カランメソッドのテキストはネットでも中々見つけずらいと思いますが、アマゾンで「中古の本」が安く販売されています。
カランメソッドのテキスト
カランメソッドで使うテキストを読みながら音声を聞く事
中古で買ったテキストには音声は着いていませんが、Youtubeを上手に活用するとテキストの音声を聞く事が出来ます^^ これは新しい発見だと思います!是非活用してみて下さい。
私の意見では、リスニングとシャドーイングは特に効果的な独学方法だと思います。つまり、音声を”バックグラウンドミュージックのように流すのではなく”集中して音声を聞くというリスニング学習法が良いです。
音声を聞きながら、英語の発音を考えたり、頭の中で日本語に翻訳してみたりする事がもっとも効果を発揮すると思います。
そして、シャドーイングする事も英語の発音とリズムにとても良い勉強です。「シャドーイング」とは、音声と一緒に自分の口から英語のフレーズを言う練習方法です。
この際に音声のリズム、アクセント、発音に出来るだけ近くになるように真似してみましょう。シャドーイングも多くの英語学習者が効果を認めている学習法です。
Youtubeのサーチボックスに「Callan Method Stage 1 Lesson 1」などのキーワードを入れると、結構多くの動画が出てきます。
実はカランメソッドはヨーロッパと南米で人気がありますので、ユーチューブ等の動画投稿サイトには、ヨーロッパ人がアップロードしてくれた動画が多いです(笑)。
カランメソッドで使うボキャブラリーの意味をチェックする
それぞれのレッスンでは新しいボキャブラリーが紹介されています。そのボキャブラリーを見た(聞いた)事がない場合、レッスンで使う事はちょっと難しいと思います。
ですから、レッスンの前に手に入れたテキストを読んで、分からないボキャブラリーの意味を事前に調べておいた方が良いと思います。
例えば、ステージ1のレッスン1では「town」、「city」、「village」という英単語が出てきます。
もし、これらの単語がわからない場合には、事前に英和辞書で調べて「テキストにメモを書いておく」という作業をしておくとレッスンの際にもスムーズです。
- town = 町
- city = 都市
- village = 村
文法パターンの意味と使い方をチェックする事
私の個人的な意見では、日本の中学校の英語授業で頻繁に行われるような「文法ドリル」のような教材(やり方)お勧めしません。
その代わりに、それぞれのレッスンに出てくる「文法パターンの意味と使い方を事前に確認する」という事をお勧めします。結局は、英語が話せるようになるためには、英文法を身につける事が必須です。
例えば、ステージ1のレッスン1では、英語のベーシックな前置詞が紹介されます。
- Where’s the pen? → The pen’s on the book.
- Where’s the pen? → The pen’s under the table.
上記の例文は「~は~の上・下にある」というパターンを紹介しています。これは結構簡単な英文法になりますが、覚えるためには、一度日本語に翻訳してみた方が良いと思います。
Where’s the pen? → The pen’s on the book.
(ペンは何処にある?) → (ペンは本の上にある)
Where’s the pen? → The pen’s under the table.
(ペンは何処にある?) → (ペンはテーブルの下にある)
その後、自分がこの文法が実際に会話の中で使えるかどうかを確認する為に、自分の周りにある物を例にして英語で位置関係を説明してみましょう。
- The computer is on the desk.
- The cellphone is under the paper.
レッスンの後にカランメソッドの内容を確認しながら練習する
先生とのカランメソッドのレッスンが終わった後、自分でもう改めてもう一度レッスン内容を復習すると、新しく覚えた内容が記憶に定着しやすいです。次回のレッスンにもつながります。
例えば、分からないボキャブラリーを確認したり、レッスンで使った文章を何度も口から出して練習してみたり、発音を繰り返したりする方法が良いと思います。
又、先程紹介した、ユーチューブの動画を聞きながら復習しても、覚えた文章とパターンはしっかりと頭に入ると思います。
以上、今回は他ではあまり紹介されていないのではないか!?と思います^^ カランメソッドの効果的な復習方法の具体的なやり方について紹介してみました。