英会話が上達するスピード速いという噂のフィリピン留学のメリットとデメリットを詳しく分析
今回の記事では「留学」というざっくりしたテーマの中から「英語圏の国の留学」、「フィリピン留学」をテーマに私なりの意見を書いてみたいと思います。このサイトを隅々まで読んでくれた方はご存知の方もいらっしゃると思いますが、私はこれでもアメリカに留学した事があります。
フィリピンには留学した事はありませんが、友達がフィリピンに住んでいる人がいたり、フィリピン留学に行ったという人がいますので、彼らから現地、フィリピンの生活、留学生生活について色々な意見を聞きました。
ですから一応、双方の留学のメリットやデメリットを語れる知識はあると思いますので、こういった記事を書いてみようと思いました。
遡る事、10年以上前になりますが、私がアメリカ留学に行った際の当初の目的は勿論、「下手な英語を上達させる為」という目的もありましたが、本当の目的は「ハリウッド映画の映像制作の技術を学ぶために渡米した」といった方が良いのかもしれません。
勿論、現地のアメリカに住みながら英語以外にも色々な文化的な経験が出来た事は言うまでもなく今現在の肥やしになっていると思います。そんな私の個人的な意見では、やはり英語を学ぶにはネイティブからの方が良いというは今でも根強い意見です。
英語を学ぶ際には英語圏のカルチャーや国民性を知っておくべき?
しかし、この考えは「英語だけを学ぶ」という意味ではなく、「英語圏のカルチャー」、「英語ネイティブの考え方を学ぶ」という意味合いが含まれています。やはり、英語という言語は生きた言語です。そして、英語という言語(他の外国語も含めて)はカルチャーや国民性にとても密接な関係がありますので、単純に英語の表現だけを学んでも中々理解出来ない部分もあります。
例えばよくあるのか、「日本語ではこういう言い方があるのにどうして英語に同じ言い方がないの?」や、「日本語に上手に翻訳出来ない英語がある」という場合などです。これは多くの場合、英語ネイティブの思考の仕方、カルチャー的な考え方が関係しています。
そういった事が理解出来ていないとどうして、ネイティブはこんな言い方をするのか? という、所謂「英語的な思考法」が理解出来ません。こういった部分はやはり現地の留学生活で感覚的にわかってくる部分が大きいと思います。
英語をある程度話せるようになりたいだけならフィリピン留学で効果あり
私としては英語圏の文化の中から数々の学びがあったので、基本的には留学するなら「英語圏の国」という考えがありますが、ただ「英語にある程度慣れるだけ」、「簡単な英語が聞き取れて話せるようになりたい」という場合であれば「フィリピン英語留学」でも良いのではないかと思っています。
特に費用の面を考えると「フィリピン留学は格安で英語留学する事が可能」といっています。おそらく概算ですが、英語圏の国に留学して学生生活するコストを考えても半額くらいで出来るのではないかと思っています。
日本経済の停滞から、一時期は下降気味だった海外語学留学希望者も最近になって「フィリピン留学」という選択肢が増えてきてからは少しずつ留学生も増えているようです。
今、特に社会人の新たな「短期語学留学先」として最も注目されているフィリピン留学ですが、この記事では、日本人が語学留学する際に「フィリピン留学を選んだ場合のメリットとデメリット」に書き出して分析してみました。英語圏の国へ留学した場合とフィリピン留学した場合のメリットとデメリットについて紹介してみたいと思います。
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日本人がフィリピン留学する事のメリットはどんな点ですか?
日本人が英語圏の国ではなく、フィリピンに英語留学する際のメリットは主に以下の利点があると思います。
留学する期間や、留学される方の現在の社会ポジション(学生、社会人、フリーター、主婦、子供)にもよりますが、多くの場合以下のものが当てはまると思います。
フィリピン留学は何といっても滞在費が安い
まず、何と言ってもフィリピン留学の最大のメリットは「留学費用、現地滞在費用が安い」事です。そして、留学生として生活していくうえでの「交通費や食事代」なども安いです。
フィリピンは滞在費が英語圏の国としても圧倒的に安いです。そして、生活費の多くを占める住居費(アパート代)も他の英語圏の国比べて非常に安いです。
また、移動の際のローカルのバス代も「10~15ペソ(20~30円)」という破格で乗れます。
フィリピンへ来ている語学留学生の多くは韓国人という事もあり英語付けの環境になる
フィリピンには多くの韓国人経営の語学学校がありますので、韓国人の留学生は非常に多いです。私がアメリカに留学していた時にも韓国人は多かったのですが、フィリピン留学に関しては、アジア圏の留学生は「ほぼ韓国人留学生」といった割合です。
以上の事もあり、語学留学においての成功の秘訣となる「なるべく日本語を話さないようする環境」、「日本人と一緒につるまないようにする」という環境はわりと簡単に作りやすいと思います。こういった環境が簡単に作れるのはフィリピン留学の良い点かもしれません。
フィリピン留学は授業料の安さ、個室で行なわれるマンツーマン授業も他の英語圏よりも格安で行なえる
英語圏の国の留学では、一般的に決められたスケジュールで授業が行われます。そして、基本的にマンツーマン形式の英語レッスンは少ないです。
多くの場合、日本の学校の授業と同じように20~30名くらいの大人数のクラスで授業がおこなれます。ですから、英語を話す時間はとても短いです。しかし、フィリピン留学の授業の内容はとてもフレキシブルです。
講師とマンツーマンの英語レッスンが出来ますし、授業の際は、自分の興味のある分野で英語を学ぶことも出来ます。勿論グループレッスンもありますが、他の英語圏の国の語学学校の授業よりも比較的少人数で行なわれる。
フィリピンは日本からの距離が近い
これもフィリピンへ留学する際の大きなメリットになると思いますが、日本からフィリピンへの距離は他の英語圏の国へ行くよりも距離的に近いです。
そして、日本からフィリピンへの飛行機代は安いです。勿論、シーズンによっては少し高めになってしまう時もありますが、移動時間や何か緊急で日本に帰るようになったとしても距離的な問題では一応、安心出来ると思います。
フィリピンの食生活は日本人に馴染みやすく留学以外にもリゾート気分も味わえる
日本人の留学生にとってよく問題になるのが「海外での日常食生活」についてです。日本人は一般的に他の国の人と比べるとグルメな人が多いと思いますので、食に関しては厳しい人が多いですね^^
私もそんな一人なのですが、フィリピンには他のアジア料理も豊富で、日本人向けの食材やレストランも多いです。
その点では、他の英語圏の国よりもずっと済みやすいという人が多いです。また、留学と言っても英語ばかりでなく、学んだ英語を活かす為に休みの日などは、積極的に出かけて現地の人と英語で会話する機会を作る事は必要です。
そして、フィリピンには、セブ島などの人気リゾート地がありまうので、こういった島にくれば簡単にリゾート気分も味わえる特典もあります。
日本人がフィリピン留学する際のデメリット
次は逆に日本人がフィリピンに英語留学した際のデメリットについて書いてみたいと思います。
こちらの場合も留学する期間や、留学される方の現在の社会ポジション(学生、社会人、フリーター、主婦、子供)にもよりますが、多くの場合以下のものが当てはまると思います。
日本と比べて交通機関の治安面の安全面は下がる
日本は世界各国の国と比べてもとても治安の良い国です。女性でも夜の一人歩きが出来る国ですし、どんな田舎に行っても24時間のコンビニやスーパーがありますので、ひと気があります。
これは、日本以外の海外の国へ行けば必ず起きる問題なのだと思いますが、フィリピンは特に他の英語圏の国と比べても発展途上国として知られ、まだまだ貧しい国です。貧富の差も激しいので当然、場所によっては治安は悪いです。
そして、フィリピンでは夜、人の少ないエリアでは圧倒的に治安が悪くなります。そういった治安の面を考えると女性の留学生はあまりフィリピンに向いていないと考える人もいます。
しかし、実際には多くの女性も留学しているので、最低限、治安に対する知識を持って生活していれば危ない目に合う可能性は低いと思います。
フィリピン人の英語は完全なネイティブの英語ではないので発音が訛っていたり、アクセントにクセも多い事もある
フィリピンの語学学校で英語を教えている講師の中には「英語のアクセントにややクセがある」という講師もいます。勿論、中にはビックリするくらい綺麗なアメリカ英語のアクセントで話す講師もいます。
しかし、やはり残念ながらフィリピン人の英語はネイティブではないので「フィリピン人独特の英語の発音やアクセントになる」という事は理解しておくべきです。
ですが、「英語は単なるコミュニケーションの手段」、「英語は通じる事に意味がある」という意味で考えた場合、発音はあまりにも悪くなければ問題ありません。
そして、実は日本人の話す英語のアクセントは英語ネイティブにとってそんなにきつく聞こえないようです。しかし、フィリピン留学で寮付きのパックサービスで留学した場合には、寮で頻繁に接するフィリピン人び訛りがうつらないように定期的にネイティブの英語を聞くトレーニングはした方が良さそうです。
英語語圏のカルチャー、特にビジネス英語を勉強したい社会人は英語圏のビジネスマナーを学ぶ機会はない
フィリピンに英語留学する人の中には「社会人」の人も多いです。特にビジネスパーソンとして、海外で働くことを考えている人、海外の企業とやり取りする事を考えている人にとっては、英語圏の国のビジネスマナー、海外での就職の情報などは肌で感じたいところでしょう。
ビジネス英語自体はフィリピンでも学ぶ事はできますが、やはり英語圏の国のネイティブのビジネスカルチャーや国民性、文化的な考え方からやってくるビジネスの考え方などは、やはり英語ネイティブから学べるとベターです。
そういった意味では、ビジネスパーソンに取ってフィリピンへの留学は少し物足りないものに感じるかもしれません。
しかし、「英語を今よりも上手に話せるようになりたい!」、「英語を話す、聞くチャンスがもっと欲しい!」と考えているビジネスパーソンにとってフィリピン留学は良い部分も沢山あります。
また、これはメリットかデメリットなのか人によって異なりますが、フィリピン留学において提供される殆どの寮が「韓国人オーナー」が多いです。ですから、寮で提供される食事が「韓国料理」になる事が多いようですね。
この点についてはアジア料理の中でも特に韓国料理に慣れている日本人にとっては良いことかもしれませんね。私の場合は昔、韓国人オーナーが所有する学校の寮に住んでいた時に朝からキムチ系の味噌汁がでましたが、それはさすがに・・でしたけど(笑)