英語関連コラム

フィリピン人の英語力とインド人の英語力はどちらが上手なのか?

フィリピン人の英語力とインド人の英語力

フィリピン英語とインド英語にまとめてみました



国際的な環境で仕事をしているビジネスパーソンであれば、様々な国の外国人の英語を耳にする機会が多いと思います。実は私が以前勤めていた会社にも多くの外国人スタッフが勤務していました。

外国人と言っても様々な国の人達がいましたが、当時の私からすると、彼等の英語を始めて聞いた時には、とても癖のある英語を話すな~と思っていました。

しかし、実際に私達日本人の話している英語もネイティブからしてみると「結構聞き取りづらいんだろうな~」と思う事もあります。また、逆に外国人の日本語に癖があるな~と感じる人も多いはずです。

英語を流暢に話す非英語圏(正しくは第二母語)の外国人といえば、日本でIT企業に勤める「インド人」や、オンライン英会話スクールの講師でお馴染みの「フィリピン人」が代表的な人たちだと思いますが、彼等の話す英語は国のルーツや歴史も異なる事から、同じ英語でもかなり違います。


ですから、単純にどちらの方が英語が上手なの!?という比較をする事も難しいです。そこで今回の記事では「インド人とフィリピン人はどちらの英語の方が上手なの?」というテーマをまとめてみたいと思います。


幸いな事に私には身近な友人にインド人、フィリピン人がいます。彼等は日本に仕事で来て、数年住んでいる人たちなので、英語はもとより日本語もペラペラという人たちなのですが^^

彼等の英語を実際に生で聞いてみた時に最も気になる大きな違いとして”アクセントの違い”です。特にインド人の話す英語にはかなりアクセントがあります。






インド英語の特長とは?


まず、インドという国の成り立ちや歴史から考えてみると、この国では数多くの言語が使われています。

その為に同じインド人同士であっても、それぞれの母語が異なる為に共通言語として英語が使われています。その為にバイリンガルなインド人が多いです。

しかし、だからと言ってインド人の母国語は英語ではないんですね。イメージ的には第二母国語といったイメージが近いと思います。

そして、インド人の話す英語は私達、アメリカ英語に慣れた日本人からすると初めは結構聞き取りづらいです。ちょっと癖があるといった感じの英語ですね。

しかし、彼等の英語も個人の教育レベルによって異なるようです。特に発音やアクセント等は個人の教育レベルや階級によって異なってくるみたいです。


ちなみに私の友人のインド人は某有名ITで勤務している事もあって、「インド英語」というよりも、どちらかと言えば「グローバルな英語」でネイティブっぽいです。

やはり彼もベンガル語と日本語、英語を起用に使い分けています。特に日本語は相当勉強したようです^^


そして、インドの英語はイギリス英語の影響がとても強いです。インドは元々イギリスの植民地だった事もあり、インド英語のベースはイギリス英語がルーツです。

簡単に言うと、イギリス英語がローカライズされて(訛って)インド英語が出来たという感じなんだと思います。





フィリピン英語の特長とは?


一方、フィリピン人の英語もフィリピンという国の歴史に深く関係しています。そして私の妻や他のネイティブの友人に聞いてみても、実際にフィリピン人が話す英語のレベルは相当高いそうです。

その理由としては、フィリピンもインド同様に英語圏の国の植民地になっていたからです。フィリピンは、約50年間の間アメリカの植民地になっていた事も関係して、フィリピン人の英語はアメリカ英語がベースになっています。

フィリピン人の母語はタガログ語ですが(島特有の方言や他の言語もあり)、第二母国語として英語が話せる人が多いです。


また、オンライン英会話の講師として勤務している多くのフィリピン人は、フィリピンの一流大学出身者も多いので、こういった人の英語力はネイティブと比べても遜色がないようです。

こういった大学の講義は全て英語で教えられているようなので、学生時代から普通に英語教育を受けています。


以上の事から、フィリピンの大学を卒業した人の英語レベルはほぼネイティブのレベルなんだそうです。(勿論、個人によってアクセントや発音に癖がある人もいますが)


そして、フィリピンにはアメリカ企業専門のコールセンターが設置されている事から、こういった企業で働いているフィリピン人の英語はまさにアメリカンイングリッシュです。

また、フィリピン国内で放送されているハリウッド映画(英語圏のメディア)には、吹き替えが使われていません。ですから、小さい頃から自然に英語のリズムがみにつくんでしょうね。




フィリピン人の英語力 VS インド人の英語力:まとめ


最終的な意見として、単純に「どちらの国の方が英語が上手なのか?」という比較は難しいですが、両者の英語をポイントで比較すると「お互いベースになっている英語の種類が違う」という事実がまず一つ。

そしてフィリピン人の話す英語よりも、インド人の話す英語の方がアクセントが強く感じるという点が比較ポイントです。


英語自体に関していうと、フィリピン英語=アメリカ英語。インド英語=イギリス英語がベースになっているという点です。また、双方の英語ともに母国語にかなり影響されていると思います。

実際にフィリピン英語には、英語圏で使わないオリジナルなボキャブラリーがありますし、インド英語にも独自に発展したインド人だけが使う英語ボキャブラリーがあります。

以上の事から、どちらの英語が優れているとか、英語が上手とかはあまりないと思います。

ただ一般の日本人が彼等の英語をパッと聞いた場合には、「フィリピン人の英語」の方が癖が少なく綺麗に聞こえる場合が多いと思います。


そして多くの英会話スクールで勤務しているフィリピン人の英語の発音は綺麗な場合が多いです。私は今までのレッスンで「この講師の英語の癖はひどいな~」と感じた事は滅多にありません。

逆に、「この人の話す英語はかなりネイティブっぽいアクセントだな~」と思う事は多々ありました。

特に高学歴の講師や英語教育関連の仕事に就いていた講師、アメリカのコールセンターに勤務していた講師等は、かなりアメリカナイズドされたアメリカンイングリッシュを話していたように思います。


実際に体験してみたお勧めの英会話スクールTOP3

EFイングリッシュライブ(EF English Live)


オンライン英会話EF Englishtown
ネットのレビューや口コミを調べてみてると、やはり私と同様の意見として”豊富なテキストの種類とボリューム量”について評価されている方が多いです。

このくらいのボリューム量があれば教材だけみてもかなりコストパフォーマンスは高いと思います。これにプラスして「ネイティブ講師のマンツーマンレッスン」+「海外の生徒とグループレッスン」が付属しているのですから、一ヶ月使い倒したらかなりのコストパフォーマンスの高さです。

また、レッスン費用がリーズナブルだからと言って講師の質が低いわけではありません。英会話のレッスン自体はしっかりと教育を受けている英語ネイティブの講師がレッスンを担当してくれるので、生の英語をしっかりと吸収する事が出来ます。

質問にも丁寧に答えてくれますし、学習システムにトラブルがあった際にも丁寧に優しく対応してくれました。教え方も丁寧でした。以上の理由から総合的にみて、第1位に選んでいます。

EF English Live 公式




Bizmates(ビズメイツ)



このスクールは”ビジネス英語に強い英会話スクール”というコンセプトなので、他の通常のオンライン英会話スクールと比較した際に「ビジネス英語に強い英会話」という括りのスクールなので、第2位にするのは少し迷いました。

しかし、それ以上に「質の高いレッスンを提供している」という事で、総合的にみて第2位に選ぶ事にしました。

しかし、ビジネス英語に特化した英会話スクールといっても、通常の英会話レッスン、例えばフリートークをやったりテキストを使った英会話のレッスンを行ってもOKです。

このスクールをおススメする最も大きな理由としては、レッスンをした時に感じた”講師の質の高さ”です。とにかく丁寧に教えてくれる講師が多いです。とてもよく教育された講師のみを採用している印象を受けます。

普通のオンライン英会話スクールであれば、時間ですぐにレッスン終了時間になるとすぐにレッスンを切られてしまう事が多いですが、ビズメイツのある講師の方は、レッスンの時間が過ぎても生徒の質問に丁寧に対応してくれたりするので、とても好感がもてました。

また、オンライン英会話スクールでは珍しく「英文添削」をしてもらう事も出来るので、ライティングの学習は勿論、論文やビジネス関係の資料を英語で書く必要がある方にもお勧め出来ます。

Bizmates 公式







DMM英会話



このスクールの特徴としては、世界中から集まった国際的な外国人講師達だと思います。

英語ネイティブの講師はもちろん、ヨーロッパ諸国の外国人講師やアジア系の外国人講師など。本当に様々な国籍の外国人が講師となり英会話のレッスンを受講出来ます。

ですから、今後ビジネスで様々な国の外国人と英語でコミュニケーションを取る予定のある方、英語でビジネス会議をする予定がある方はレッスンで実際のロールプレイを行ってみると効果的なレッスンになると思います。

レッスン費用が比較的安価にも関わらず講師の質も全体的に安定している印象を受けました。管理人も過去に半年間の間DMMでレッスンを受講していますが、特にネイティブの講師は全体的に質が高かったように思います。

レッスンで使用する教材は、DMM英会話のオリジナルテキストを使用します。有名な英語教材である「どんどん話すための瞬間英作文トレーニングが無料でダウンロード出来る」という点も評価すべき点です。

これを教材としてレッスンで使えば、「英作文力=英会話力」はかなり鍛えられます。※ネイティブ講師とレッスンする場合は「※プラスネイティブプランのみ可能」

DMM英会話 公式