30日間英語脳育成プログラム(初級)を使い英語力がアップしたのか?効果があったのか?実際の体験談からレビューしています
「英語教育の専門家である言語学博士の御園和夫博士が英会話上達理論に基づき開発した、聴けて話せる英語を効率的に身に着ける英会話教材」
最近はオンライン英会話のレッスンと平行して教材を使った英語学習を行っています。そして今利用しているのが、この教材「30日間英語脳育成プログラム」という教材です。内容自体は初級者向の英会話教材となっていますが、私のように英語レベルが「初級から中級者」の方で合っても十分に使える教材です。
実は以前に「中級者~上級者向け」の英語教材を購入して勉強していた時期があったんですが、その当時の私には教材のレベルが高かったのか、合わなかったのかあまり相性が良い教材ではありませんでした。
そこで今回は学習に使用する教材の難易度を少し下げ、30日間英語脳育成プログラムの初級編の教材を使って学習する事にしました。今の所、一週間この教材を使い毎日勉強を続けています。
30日間英語脳育成プログラムの内容
30日間英語脳育成プログラムは、言語学博士の御園和夫という方が開発監修した教材です。御園博士は”英語を聞いて話せる”という英語学習者にとって最も求めれているベーシック英語スキルを身に付ける為の英語教育の第一人者として知られている方のようですね。
過去には英語を話さなくてはならない職業の人たちを中心に数多くの英語学習者を指導してきている方のようなので、現場レベルでの英語教師としての実績と経験はある程度持っている方のようです。
この辺りについては「30日間英語脳育成プログラム公式サイト」の方で詳細に説明されているので確認してみてください。
私は個人的には英語教材を作る上でこの「現場レベルでの英語教師の経験」ってとても大切だと思っています。その理由としては、この手の英会話教材をの制作を監修している方の中には英語教師の経験がない単にアカデミックな言語学者の方が多いと思うからです。
そしてこれも私個人としての意見になってしまいますが、一般的にアカデミック教育現場にいる方ってあまり勉強が苦手な人の気持ちって理解出来ないような気がするんですよね・・・。特に英語の場合で言うと言語学博士という肩書きを持っている方ってそんな感じの方が多いように思います。
そして現場レベルで英語教師の経験がある方って、「何故英語が出来るようにならないのか?」、「どうしてこの生徒はこのような点でつまづいているのか?」等の生徒の切実な悩みを理解出来ているように思います。
これはこのような英語学習者の悩みって(私も含めてですが)、英語教材を制作する上で非常に重要な大切な要素になると思っています。その点、この御園博士は過去に英語教師としての実績があるのでこの点についてはとても好感が持てますね。
私の30日間英語脳育成プログラムの使用体験談
実は私も多くの英語学習者同様に本格的に英語学習をはじめるまでは、「どのような英語教材が良い教材なのか?」、「自分などんな方法で英語を勉強するべきなのか?」という判断が全くつきませんでした。ですからそんな事もあり今までにかなり色々な英語教材を買い込みました。
そしてある程度の色々な教材を試してみると、「この教材は自分にとって合わない教材だ!」、「この教材は相性がいいし使いやすい!」といったような教材に絞られてきます。そんな事を続けながら自分にとって良い教材という物がみつかるんだと思っています^^
私自身も多くの方が書かれた英会話教材のレビューを読んでみましたが、「結局はその教材がその人にとって使いやすいのか?」、「その学習者にとってわかりやすい教材なのか?」という点が最も大切だと思っています。
そういった意味ではこの30日間英語脳育成プログラムは初心者の方にもわかりやすい教材なのかなと思っています。そしてある程度英語を勉強してきた中級者以上の方には、この30日間英語脳育成プログラムの初級はあまり役に立たないように思います。
中級者以上の方はこれ以外の教材をお勧めします。)あくまでこれから英語を改めて学習していきたいと思っている方にお勧め出来る教材だと思います。
まず、この教材は音声がメインの教材です。教材には以下の写真のように本とCD2枚が付属しています。
基本的には音声をメインにして学習していく教材なので、付属の本はあまり使用せずに勉強を進める事が出来ると思います。私は通勤時や移動中の合間を利用して英語学習を行うタイプなので、「音声だけで学べる教材」という点は非常に魅力的です。
そして個人的にも英語学習はテキストを読んで勉強するよりも、音声を使った学習方法の方が私に向いているので今の所相性は良いと思います。
CDをパソコンに入れてソフトを起動させるとこのようなプログラムの画面が出てきます。
教材のボリューム感としては他の大手英語教材と比べると比較的少ないように感じましたが、これから初めて英語を勉強する方には丁度良い分量だと思います。
というもの最初からあまりにもがっつりとボリュームの多い教材が送られてきてしまうと、英語学習をはじめたばかりの初級者は圧倒されてしまいます。その結果英語の学習が習慣化する前に辞めてしまうという事も考えられますからね。
ですから、始めのうちはこのくらいのボリューム量で繰り返し同じ箇所を勉強していく進め方の方が効果的だと思います。
音声を聞く前に付属のソフトを使って「どのように学習を進めて行くと効果的なのか?」というポイントが紹介されているので、その点に関しては事前に目を通しておいた方が良いと思っています。
そしてまずは本やスクリプトを見ないで音声のみを使って、何を話しているのかある程度聞き取れるようになるくらいまで繰り返し聞くといった方法で進めていくとよいと思います。そしてある程度、音声の内容が聞き取りできるようになってきて、そこではじめてスクリプトを確認するようにした方が良いと思います。
音声だけを聴いて、英語の内容を理解するというやり方は、英語を本格的に学習しはじめて間もない初級者の方には意外と難しく感じるかもしれませんが、音声の内容自体は難しい内容ではありませんし、比較的簡単な単語や文法で構成された音声なので、繰り返し聞き続けていけば自然と聞き取りが出来るようになってくると思います。
そして各セクションに大切な文法ポイントもクローズアップされているので文法についてもカバー出来る教材です。「聞くことをメインとしている英会話教材」って意外とこの文法の部分が疎かになっている場合が多いです。
その点、30日間英語脳育成プログラムは要所要所で文法の解説やフレーズのニュアンスが紹介されている点は優れた教材だと思います。そしてこういった点は、英語学習をある程度やっている中級者の方にも役に立ち部分だと思いました。
そしてある程度出来たら、このリスニングの際に「自分がどのくらい英語を聞き取れているのか?」を後で確認する為にディクテーションもあわせて行うようにした方が効果的だと思います。ある程度、聞き取りが出来るようになったらスクリプトをみながら音読する方法も良い学習になると思いました。
教材内の音声は各セクションごとに短い例文で構成されているので、ディクテーションやシャドーイング、音読を行う際にも適している文章量だと思います。
この教材内でも繰り返しかかれているスローガンのようなメッセージとして、どの文章も最低は30回繰り返して聞く事、推奨しているのでわからない箇所、聞き取れない箇所は30回は繰り返してみた方が良いと思います。
私はこの教材を使う前からある程度、リスニングには自身があったのでこの教材の内容自体は問題なく聞き取りする事が出来ました。
時々、例文の中にわからない単語や表現などがありましたが、基本的には中学校で習うレベルの文法で構成された文章なので、難しいといった内容ではないと思います。初級者の方でも繰り返し聞き、慣れてくれば必ず聞き取り出来るような内容です。
各セクション、例文共に比較的短い構成なので、30日間と言えど焦らずじっくりと時間をかけて自分のペースに合わせながら学習を進めていく方が良いと思っています。ですからむしろ、30日間という期日をあまり気にせずやっていく方が良いと思っています。
この教材で私が最も面白かったポイント、新しい発見になったポイントといえば「御園和夫の異文化英語」というセクションでした。これは私以外にも多くの英語学習者の方も言っていることなんですが、外国語を勉強するにはその国のカルチャーを学ぶって非常に大切だと思っています。
また日本語と英語はかなりのギャップがある言語なので、英語圏の国のネイティブ達の考えやカルチャーを学ぶ事って英語を勉強する上では非常に重要な事だと思っています。やっぱりその国のカルチャーと言語って密接に関係していますからね。
ですからこの教材の要所要所で紹介されている異文化英語というセクションはとても勉強になりました。こういう内容って普通の英会話教材では中々ない内容ですからね。この点に関しても気に入りました。
30日間英語脳育成プログラム(初級)の最終的な効果について
最終的には英会話教材の良し悪しというものは、「英語学習者がどのようにその教材を使い倒すのか?」という部分にかかってくると思うので、効果的には実証されている教材だったとしても、英語学習者の個人個人のマインドセットによって学習効果の薄い教材、または学習効果が期待出来る教材になって事もあると思います。
しかし30日間英語脳育成プログラムのように勉強方法がある程度、確立されているいる教材は実際問題やはり使いやすいと思いますし、英語の勉強を長く続けやすいというもの事実としてあります。
単純にテキストと音声だけが用意されているドライな教材とは違い、ディクテーションなり、音読、シャドーイングなど個人によって色々な使い方が出来る教材なので、その点はとても評価すべき教材だと思います。
そしてこの教材のコンセプトとしてある、「最低30回以上は音声を聞き続ける」という決まりがあるので、私のように普段から英語を聞き続けている人間でもリスニング力を強化する訓練になると実感は出来ました。
しかし、ただ単に聞くだけでは効果は薄いので、リスニングした例文を必ず口から出す練習はした方が良いと思います。英語を口から出す練習は一人でも出来ますので、自宅にいる時は私も壁に向かって英語のフレーズを独り言のように発声する練習をしています^^
こうすることによって、とっさの場面で「自分で使える英語フレーズになる」そのように思います。
そういった意味では個人的にはとても効果が期待できる教材といえそうです。